名刺10面付けデータの制作

PCを使ってオリジナル名刺を作ることができる用紙があります。ちょっと昔ですと、カット(断裁)部分がギザギザしていて、“いかにも”なものがほとんどでした。マイクロミシンと呼ばれるもので加工されたものでしたが、最近のものはカット面が本当に綺麗です。

A-ONE マルチカード51801 表面
これはその裏面。セパレータがついているのが特徴。剥がしやすいです。裏面印刷もOK

これはA-ONEさんから発売されているマルチカード名刺51801という商品。インク乗りも良く、十分に使える用紙になっています。ちなみにこのエッジがギザギザじゃないものをクリアエッジと呼んでいるそうです。確かにクリア!

もうひとつの特徴のセパレータ。これがついていることで、印刷後の剥がし作業がとてもラクで、間違って破ってしまった!みたいなことはほぼないです。逆に少しスカスカ過ぎて、印刷中に外れてプリンタに詰まっちゃうんじゃない?という心配もありましたが、これも問題なし。実際に印刷してみた結果、本当に使い勝手が良かったです。オススメ。

仕上がりサイズは一般名刺の91mm×55mm。用紙はA4タテサイズで10面付け。10シート入りと確か100シート入りも用意されていたはずです。

余白のピッチが天地(縦)で11mm、左右(横)14mmです。一般名刺サイズであれば、(297mm-(55×2)÷2=11mm)(210mm-(91×2)÷2=14mm)となり、用紙サイズが規格A4の場合、他メーカーの用紙を購入したとしても、必ずこのサイズのデータにしかなりませんので、一度このデータを作ってしまえば、あとはお好みの用紙を選んで何度もリピート印刷するということも簡単。

A-ONEさん純正の「ラベル屋さん」アプリを使って簡単に作成することも可能ですし、レイアウトにこだわりたい方などは、イラストレーターなどのDTPソフトを使ってフルオリジナルのデータを作ってみるのも面白いと思います。


当事務所は、休日や夜間も柔軟に作業対応が可能です。お気軽にご相談ください!

ショップカードを名刺サイズで作ると嫌がられるという話

ほぼ見た目は変わらないショップカードと名刺。でもショップカードを名刺サイズで作ると結構ありがた迷惑な感じになります。なぜかというと財布やカード収納に入らないか入ってもキツキツサイズになるから。地味に困ったりします。

名刺サイズは91*55mm、クレカサイズは86*54。クレカサイズは長辺が短いです。カード収納に入れようとすると、ギリギリのサイズで角が触れます。たまにありますよね?サイズがデカいポイントカードとか。

最近はアプリ全盛なので、紙やPETのカード類も激減していると思いますが、それでも小規模の事業者様などではまだまだ活用されていると思います。サイズ間違いに要注意ということですね。

間違って大きく作ったものを小さくする裏技

間違って大きなサイズで作ってしまった!なんていうときありますよね。そこそこの数量を作ってしまったので、作り直すにはもったいないという場面。

こんな時は、少し小さくしてみましょう。例えば91mmを86mmに詰める場合、両端を2.5mmずつカットすれば86mmにできます。どこでカットすんの?というと近所の製本屋さんです。印刷屋さんでも断裁機を持っていればすぐにやってもらえますよ。料金も作り直すよりは遥かに安いと思います。ちなみに、断裁したときにデザインが切れて困る場合はお手上げです。文字や絵柄が切れてしまったりしては使い物になりませんから。そういう意味でも、余白は大事なので、印刷の端ギリギリにデザインや文字を配置しないということは重要です。