年賀状の印刷データについて

2023年も残すところあとわずか。

年賀状のシーズンですね。

「今年も出すの?」「貰った人だけで良くない?」「今年、うちら喪中じゃなかった?」みたいな、後ろ向きな考えで渋々重い腰を上げる方も一定数いらっしゃるかと思います。

年賀状は業者に頼んだ方が良いかも。

これは業者だから都合の良いことを言っている訳ではありません。労力とコストを考えての提案です。特に労力かな?みなさんの時間はタダではなく非常にお高いものだからです。

今日、絵柄だけの印刷ではなく宛名まで一式印刷してくれるサービスが普通にあります。そして安い。自分で作業した場合はどのくらいかかりますでしょうか?4時間程度?もっと?プリンターのインクが途中で無くなったり?わざわざ年末に買いに行ったり?裏表を逆に印刷して年賀状を追加で買いに行ったり?

うっとおしい作業ですよね?みなさんも年末はゆっくり過ごしたい。

印刷通販に年賀状を注文する場合の例です。

  • 絵柄と枚数は選ぶだけ。
  • 宛名データは、PCなどに年賀状アプリを入れている方であれば、既存データをCSV形式で出力し、印刷通販で用意されたテンプレCSVにコピペ。

以上です。カンタンでしかも安い!お使いになってみてはいかがですか?


当事務所は、休日や夜間も柔軟に作業対応が可能です。お気軽にご相談ください!

チラシ・フライヤーのデータ制作について

チラシ・フライヤーデータの制作を承っております。

印刷通販と組み合わせれば大変リーズナブルにお作りになれること間違いなし!

印刷可能サイズであれば、超ミニサイズから超大きなサイズまで対応可能。サイズで料金が変わることもありません(文字量と素材量の違いで料金は変わります)。


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名刺10面付けデータの制作

PCを使ってオリジナル名刺を作ることができる用紙があります。ちょっと昔ですと、カット(断裁)部分がギザギザしていて、“いかにも”なものがほとんどでした。マイクロミシンと呼ばれるもので加工されたものでしたが、最近のものはカット面が本当に綺麗です。

A-ONE マルチカード51801 表面
これはその裏面。セパレータがついているのが特徴。剥がしやすいです。裏面印刷もOK

これはA-ONEさんから発売されているマルチカード名刺51801という商品。インク乗りも良く、十分に使える用紙になっています。ちなみにこのエッジがギザギザじゃないものをクリアエッジと呼んでいるそうです。確かにクリア!

もうひとつの特徴のセパレータ。これがついていることで、印刷後の剥がし作業がとてもラクで、間違って破ってしまった!みたいなことはほぼないです。逆に少しスカスカ過ぎて、印刷中に外れてプリンタに詰まっちゃうんじゃない?という心配もありましたが、これも問題なし。実際に印刷してみた結果、本当に使い勝手が良かったです。オススメ。

仕上がりサイズは一般名刺の91mm×55mm。用紙はA4タテサイズで10面付け。10シート入りと確か100シート入りも用意されていたはずです。

余白のピッチが天地(縦)で11mm、左右(横)14mmです。一般名刺サイズであれば、(297mm-(55×2)÷2=11mm)(210mm-(91×2)÷2=14mm)となり、用紙サイズが規格A4の場合、他メーカーの用紙を購入したとしても、必ずこのサイズのデータにしかなりませんので、一度このデータを作ってしまえば、あとはお好みの用紙を選んで何度もリピート印刷するということも簡単。

A-ONEさん純正の「ラベル屋さん」アプリを使って簡単に作成することも可能ですし、レイアウトにこだわりたい方などは、イラストレーターなどのDTPソフトを使ってフルオリジナルのデータを作ってみるのも面白いと思います。


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印刷通販の入稿エラー解決のためのヒント

最近、印刷通販を直接発注されるお客様から、ご相談というかヘルプというようなことを頂く機会が増えております。ということで解決のためのヒントになれば。

よくあるミス

私が実際に扱ってきたものの中で、よくあるエラーとその解決法です。イラストレーターベースの話がメインになりますが、他のアプリケーションでも、最終的にはPDFで入稿!というパターンも多いはずなので、少なからず参考にはなるかと思います。

色の問題

印刷は基本的にCMYKという四原色を使ってカラーを表現します。ディスプレイなどの表現に使うRGBとはこの点が違います。印刷=CMYKで!と覚えておいてください。最近はRGBで入稿してもCMYKに変換していただける業者さんもあるのでそれほど心配はないかもしれません。でも!基本はCMYKです。これでデータ制作を行えばまず問題ありません。

追記2023/12/7)先日プリントパックさんのページを眺めていたら、RGB印刷を取り扱っているとか。グラフィックさんあたりも取り扱っているのでしょうか?通常のCMYKにプラスビビットピンクとビビットグリーンを追加して6色で印刷するというものらしいです。インクジェットプリンターのような感じでしょうか。最近のデジタル印刷機はすごいことができちゃうんですね。RGB印刷の特色としては画面同等の仕上がりが期待できるとのこと。私は使ったことがないのでよくわかりませんが、使用インク数が増えて品質が落ちることはないと思うので、繊細な色使いとか、CMYKでは表現しきれない色の調子が再現できるのではないかと思います。

サイズが違う

サイズ違いは意外とあります。この場合はどうにもならないのでほとんどの場合入稿不可になると思います。チェックしたい点は

  • 印刷会社提供のテンプレートデータを使っているか
  • テンプレートじゃなければ、ドキュメントサイズが間違っていないか。
  • 使っている画像やオブジェクトがドキュメントサイズをはみ出していないか。
  • PDF化した際に拡大縮小などでサイズ間違いをしていないか

このあたりをチェックしてみましょう。手っ取り早いのは印刷会社提供のテンプレートで作り直すこと。入稿エラーがかかったデータから、コピペでテンプレに持ってきます。それで入稿してみると案外あっさりできたなんてこともあります。

張り込んだ画像が大き過ぎてドキュメントサイズが大きくなっちゃったパターンは、どうしようもないです。対処としては、印刷しない部分のハミ出た画像をカットすること。利用しているアプリケーションによって対処方法が違うので確認してみましょう。

1番多いのは、PDF化したときに拡大縮小などにチェックが入っていて勝手にサイズが変わってしまうこと。サイズが等倍(100%)になっているかの確認をしてみましょう。

フォントの問題

基本としては、アウトライン化(フォントアウトライン)するのがベスト。できない場合はフォント埋め込み。このどちらかを行えば解決します。確かワードからPDF化する際にはフォント埋め込みはチェックボックスがありますよね。これをチェックするだけです。

アウトラインとは簡単に言うと図形化です。文字のフチをパスで囲ってあげる加工のこと。一旦図形化したものは、どこにデータを持って行っても図形のままなので、フォントの環境は関係なくなります。

PCのアプリケーションで使うフォントというのは、基本的にPCのフォントに依存しています。簡単に言うと、自分のPCに入っているフォントで正しく見えても、他の人のPCでそのフォントが無ければ違うフォントで置き換えるか、置き換わらないか。これを「文字バケ(化け)」と言っています。印刷会社では通常ほとんどの市販フォントを所有していたりしますので、例えば代表的なもので言うモリサワさんのフォントなどは、埋め込みもアウトライン化を忘れても対応できたりします。が、やはりそうであっても文字化けはとても怖いです。なのでアウトライン化もしくは埋め込みは印刷データを作る上で必須となります。

以上です。また何か見つかったら追記していきます。

ショップカードを名刺サイズで作ると嫌がられるという話

ほぼ見た目は変わらないショップカードと名刺。でもショップカードを名刺サイズで作ると結構ありがた迷惑な感じになります。なぜかというと財布やカード収納に入らないか入ってもキツキツサイズになるから。地味に困ったりします。

名刺サイズは91*55mm、クレカサイズは86*54。クレカサイズは長辺が短いです。カード収納に入れようとすると、ギリギリのサイズで角が触れます。たまにありますよね?サイズがデカいポイントカードとか。

最近はアプリ全盛なので、紙やPETのカード類も激減していると思いますが、それでも小規模の事業者様などではまだまだ活用されていると思います。サイズ間違いに要注意ということですね。

間違って大きく作ったものを小さくする裏技

間違って大きなサイズで作ってしまった!なんていうときありますよね。そこそこの数量を作ってしまったので、作り直すにはもったいないという場面。

こんな時は、少し小さくしてみましょう。例えば91mmを86mmに詰める場合、両端を2.5mmずつカットすれば86mmにできます。どこでカットすんの?というと近所の製本屋さんです。印刷屋さんでも断裁機を持っていればすぐにやってもらえますよ。料金も作り直すよりは遥かに安いと思います。ちなみに、断裁したときにデザインが切れて困る場合はお手上げです。文字や絵柄が切れてしまったりしては使い物になりませんから。そういう意味でも、余白は大事なので、印刷の端ギリギリにデザインや文字を配置しないということは重要です。


ラベルシールのデータ制作について


ラベルシールのデータ制作についてです。

いろいろなメーカーさんで発売している家庭・業務用ラベルシール。お名前シールとか宛名ラベルとか、みなさんも一度くらいは印刷したことがあると思います。

代表的なメーカーさんの話でA-oneさんがわかりやすいのですが、ラベル用紙はもちろん、宛名の印刷ソフトも充実していて「ラベル屋さん」という秀逸なアプリケーションも用意されていたりします。

使えるプリンターの種類は要チェック!

見た目は同じ紙にしか見えないので「レーザー専用紙だけどインクジェットでもいける?」とかその逆も!なんていうことをお考えの方もいらっしゃると思いますが、結論から言うと「絶対にやめたほうが良い」です。

印刷できないことはありませんが、印刷の質とプリンターへの影響を考えると全くオススメできません。よくあるトラブルですが、印刷した用紙にインクが乗らずに擦ってしまうとか、プリンター側に乗らなかったインクが付着してしまい、次の用紙にも影響が出てしまうとかがあります。一度こうなってしまうと次の印刷への影響が長引いてしまったりするので非常に厄介です。ですので、決められた用紙で決められた印刷を行う!これを厳守すべきです。

業者にお願いすべきもの

自分でやった方が良いものと、そうではないものの違いです。

  • 特殊なサイズ
  • 特殊な形
  • 複雑なデザイン
  • 数量が多い

などでしょう。これらは既製品では解決できないものになるので、迷わず出す選択をした方が無難です。特にサイズですが、既製品のサイズはよく使うサイズに合わせているものがほとんどです。従いまして縦○cm、横◯cmなどという細かな設定まではできません。未カット品(切り込みがついていないもの)の場合、今度は自分たちでカットする必要が出てきますので、これもまた時間がかかります。

とにかく面倒が多くて時間ばかりかかります。業者に依頼したほうが早いです。

それと複雑な(というかコダワった)デザインの場合にはやはり業者に依頼した方が出来栄えは良いということが言えるはずです。自由度が違いますので。

当事務所は、休日や夜間も柔軟に作業対応が可能です。お気軽にご相談ください!