イラレっぽいAffinity Designerについて。

ドロー系のアプリケーションはそこそこあります。私もこの業界にいて常にいろいろなアンテナを張り巡らせておりますが、もう追い切れないほど進歩しているので、数年前から考えることを止めました。

当事務所で使用しているのが、Adobe CC(クリエイティブクラウド)とAffinity Designerの2つです。99:1の割合でAdobe CCを利用しています。理由は業務として利用する場合には圧倒的に使いやすいから。これに尽きます。

一方で、可能性を感じるアプリもあって、その一つがこのアフィニティデザイナーじゃないかなと。購入した当時、7,000円/年だったと思います。コスパが桁違いに良い。CCの2ヶ月分ですから。

操作感はイラレに慣れた方は戸惑うはずで、私の場合は戸惑いっぱなしで使わなくなった感じです。可能性を探る上で忍耐を重ねてしばらく使ってみましたが、20年以上アドビ製品にお世話になっていると、もう体がアドビってる感じで中毒症状を起こしてしまいアフィニティを断念しました。

逆に言えば、今から自分で作ってみたい!とか個人でちょっとだけデザインをしてみたい!なんていう方であれば、アフィニティデザイナーは非常に面白いおもちゃになるはず。

余談です。

印刷通販にアフィニティデザイナーで作ったデータを入稿できるのか?と考えている方。できます!入稿確認済みなのがプリントパックさん。提供されたテンプレを利用して普通に入稿できます。アフィニティデザイナーからPDF x-1aでフィニッシュデータを出力してあげれば普通に入稿データを制作可能です。少しだけ癖があったりしますが、なんとか対応可能なレベルだと思います。

残念なのが、トンボを付けられないこと

アフィニティの少し残念な点は、現状(2023年12月7日現在)トンボ(トリムマーク)の設定ができないこと。恐らくそのうち解決してくれそうですので待ちたいですね。これができるようになると、DTPの幅が一気に広がります。

以上です。今後に期待しつつ、追加情報があればまた書いてみます。

とりあえずPDFにしておけば印刷はできる

迷ったらPDFデータを作っておけば、なんとかなります。

PDFデータは、専用のアプリケーションで開くと編集できたりします。お客様側ではひとつの画像データのようにしか見えませんが、簡単にいうと無数の画像を組み合わせてひとつの画像にしたもの。

ですので、時間がかかることが多いですが、全てをバラバラに分解して、組み直すといったことも可能になることが多いです(ただし編集不可のものもあるのでその場合は無理です)

日々、お客様からの問い合わせを伺っていて「あ〜PDFで保存してて頂ければ、なんとかできたかもぉ〜」ということが多いので。書いてみました。


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PDFの分割について

ページ化されたPDFって良くあります。お客様から相談されたことがあって、方法はお教えしたのですが、仕事としてお願いしますとのことでしたので、ありがたく頂戴しました。

PDFの分割はとても簡単です。アドビアクロバットをお持ちの方ならば、

  1. 分割したいPDFを開く
  2. 「ページの整理」をクリックすると「分割」が出てくるので、お好みのページ数を指定して分割

です。とてもカンタン。もう一つの方法。

アドビ公式のアクロバット、オンラインツールから「一つのPDFを複数に分割」ページを開くと、クラウド上でファイルを分割することも可能。

アドビ公式のオンラインツールサイト

これはアドビの無料アカウントを作れば誰でも使えるようです(2023年12月現在)。当事務所では使ったことはありませんが、試しにファイルアップロードを行ってみたところ、あとはログインだけすればOK!ということでした。ちなみに、ログインしない場合(やっぱりやめた!という場合かと思います)、ファイルは削除されるそうなので、セキュリティ上も心配はなさそうです。

他にもアクロバットのページ整理を使って、ページ挿入(新しいPDFの差込)とか置き換え(ページの差し替え)なんてことも簡単にできてしまいますので、PDFを多用されるご職業の方ならば、会社に1台!のようにアクロバットを導入されるのも良いのかな?と思います。


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